amazon music unlimitedでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅 No.395

音楽

PAULETTE REEVES / Secret Lover

LP (Blue Candle 55055)

Producer: Clarence Reid, Clay Cropper

[A] (1) Take Back Those Things I Said (2) Your Real Good Thing’s About To Come To An End (3) There He Is (4) Let Me Wrap You In My Love [B] (1) There’s Fire Down Below (2) If You Don’t See Me Again (3) Love The Hell Out Of Me (4) Secret Lover

遅れてきたミリー・ジャクソンというところか。

いや、マイアミ出身だから、ベティ・ライトと言い換えるべきか。

76年にこのデビューLPを出した時点で、22歳という若さだったにもかかわらず、不倫を歌い、愛の様々な形を歌い込もうとするポーレットに、彼女らのようなシンガーを重ね合わせない人はいないだろう。

もっとも、まだまだ音程は不安定で説得力には欠けるが、新しいシンガーの誕生を告げる好LPにはなった。

ヒットしたのはメイプル・ジョンのカヴァーA(2)だが、この曲はやや重荷だったようで、同じカヴァーだったら、ベイビー・ワシントンのA(3)の方がよく歌われている。

オリジナルではA(1)がベストで、B面は平均的なスロー・ナンバーで統一されている。

翌年の”All About Love”(同 55058)では、少しはうまくなった彼女だが、「ジャズ・フリーク」のようなジャズもどきが目玉になっては悲惨。

それでも「ゴッド・ブレス・ディス・マン・オブ・マイン」という力作バラードがあったが、結局早熟すぎたのか、81年のダッシュのシングルを最後に消えた。

転載:U.S. Black Disk Guide©鈴木啓志


say-G’z 補足

Album

①”Secret Lover” 1976年

②”All About Love” 1977年

Single (Not On LP)

It’s In Me / Queen Of The Midnight Hour 1979年

Man Enough For Two 1980年

Do It Again / Your Eyes 1981年

アルバム未収録の5曲については、”All About Love”のボーナストラックとして配信されています。

80’s boogieファンとしては81年の「 Do It Again 」がオススメ♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました