KLYMAXX / Meeting In The Ladies Room
LP (Constellation MCA -5529)
Producer: Bo Watson, Vincent Calloway
グループの2枚看板だったジョイス”フェンデレラ”アービーとバーナデット・クーパーが89年に相次いでソロに転向してしまったため、現在は3人編成での活動を行っているクライマックス。
彼女達が女性のみの大型セルフ・コンテインド・グループとして81~87年にかけてリリースしたアルバムは4枚、すべてソラーからのものだ。
グループに確かな実力があるのは勿論のこと、それに加えてプロデューサーに恵まれたことも相乗し、その4枚何れもが優れた内容を携えているが、とりわけ充実の極みを示しているのはこの3枚目であろう。
レイクサイドのS.ショックリーはA(1)の超クールなファンク・トラックを、ジャム&ルイスはA(2)の粘着力の強いハードコア・ダンサーを、そしてミッドナイト・スターのキャロウェイ兄弟+ボ・ワトソンはアルバム『ノー・パーキング』で示したビート・フォーマットを騎虎の勢いで流用してしまったようなB(1)(4)のダンス・チューンを各々プロデュース。
彼女達が自ら手掛けた作品なら涙、涙のスローA(3)だろうが、これは12インチ(MCA 23539) がスゴイ。
転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出男
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