amazon music unlimitedでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅 No.507

音楽

THE SYSTEM / The Pleasure Seekers

LP (Mirage 7-90281-1)

Producer: David Frank, Mic Murphy

[A] (1) The Pleasure Seekers (2) It Takes 2 (3) Big City Beat (4) Love Won’t Wait For Lovin’ [B] (1) This Is For You (2) My Radio Rocks (3) Did In By A Friend (4) I Don’t Run From Danger

82年のデビュー作から通算して5枚のリーダー・アルバムをリリースしている他、プロデューサーとしても数々の実績を残している彼等の3作目。

前作ではカシーフのサウンドを意識したフシが見受けられたが、今作では余りにもセンセーショナルだったセカンド・シングル”You Are In My System”のパターンが戻り、圧倒的なパワーで迫る。

サウンド・コンセプトを司るデヴィッド・フランクとヴォーカルを担うミック・マーフィーとのコンビネーションも実にたくましく、今までにない整合感を与えてくれる。

シングルになったのはA(1)、B(1)、B(4)の3曲。

弾力のあるビートにデヴィッドのシンセが執拗に絡みつくA(1)、破天荒な作りながら、印象的なサビがミックの為に用意されているB(4)はまさしくシステムの世界。

そしてB(1)。

ソウルフル・ミディアムとでも言おうか、彼等の懐の深さを思い知らされる1曲。

ミックのひたむきな歌唱が胸を打つ。

スローに新境地を求めた87年の”Don’t Disturb This Groove” (Atlantic 81691)も必聴。

転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出男


say-G’z 補足

アルバムリスト

  1. “Sweat” 1983年
  2. “X-Periment” 1984年
  3. “The Pleasure Seekers” 1985年
  4. “Don’t Disturb This Groove” 1987年
  5. “Rhythm And Romance” 1989年
  6. “ESP” 2000年
  7. “Unreleased Unleashed” 2009年
  8. “System Overload” 2013年

ミック・マーフィーは1991年に”Touch”というソロ・アルバムも出している。 

あと、2009年にはグランドマスター・メリー・メルと組んだシングル「Electro Soul Satisfaction」も発表。

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