no.430
CIVIL ATTACK / Civil Attack
アルバム『ストーン・ジャム』でスレイヴを脱けたスティーヴ・ワシントンが女房のシーラ.E ワシントンを引き連れて戦慄のヘヴィ・ファンクを繰り広げた一大注目作。
バック・アップ・メンバーのクレジットには、スティーヴと行動を共にしてスレイヴを離脱したラディカル・ギタリストのマーク・ヒックスや、オーラのカート・ジョーンズの名も確認できる。
収録された6曲全てが、一心不乱にドス黒さを追求した豪快なファンク・チューンで占められており、そのパワーには圧倒されるばかりである。
スレイヴの音が基本になっていることは、マーク・アダムスにそっくりのベース・ライン一つ取って見ても明らかだけど、サウンドの感触はスレイヴ以上にメタリックで、しかも荒々しい。
どの楽曲もが実に厳しいグルーヴ・プロポーションを携えているが、とりわけ凄まじいのはA(1)(2)、B(1)(2)の4曲だ。
これは聴いてもらわねば話にならない。
スティーヴは翌84年にソロ・アルバム”Like A Shot”を発表した後、ジョージ・クリントン一派に加勢しているのは御存知の通り。
転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出男
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