amazon music unlimitedでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅 No.11

音楽

ERNIE K-DOE / Mother-In-Law

LP (Mint 0002)

Producer: Allen Toussaint

[A] (1) Mother-In-Law (2) Make You Love Me (3) Te-Ta-Te-Ta-Ta (4) Hurry Up And Know It (5) Tain’t It The Truth (6) Rub Dub Dub [B] (1) Hello My Lover (2) There’s A Will There’s A Way (3) Heebie Jeebies (4) Wanted $10,000.00 Reward (5) Waiting At The Station (6) She’s Waiting

50年代にもユナイテッド、サヴォイ、スペシャルティ等々多くの録音を残したアーニー・ケイドーだが、その名を轟かせたのは、何といっても61年の「マザー・イン・ロウ」の大ヒットだった。

アラン・トゥーサンのアレンジも冴え、ペニー・スペルマンの低音パートも印象的なノヴェルティ・ナンバーだが、このアルバムは同曲A(1)を目玉に、61年に組まれたもの(60/61年録音)。

柳の下のどじょうというわけで、同様の楽しいノヴェルティ・ナンバーが並んでいる。

しかし、アーニーはアーチー・ブラウンリーをアイドルとしていた程で、A(4)やB(5)といったバラードや、ミディアムのB(1)などでは、ゴスペル仕込みの素晴らしくディープな感覚が顔をのぞかせる。

実はこの辺がアーニーの最も魅力的な面で、A(1)の印象から受ける、ニューオーリンズのノヴェルティ・シンガーといった印象は、アーニーの一面にしか過ぎない。

71年の”Ernie K-Doe”(Janus 3030)や70年代後半のサンスゥ録音(以前 Pヴァイン PLP-331『マザー・イン・ロウ』で5曲LP化)も是非聴いて欲しい。

転載:U.S. Black Disk Guide©小出斎

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