DELEGATION / The Promise Of Love
LP (Shady Brook SB-010)
Producer: Ken Gold
最近ではジェイムス・ブラウンやPファンク、70年代ファンクの音源からラップのブレイク・ビーツを持ってくるのみならず、スロー系ラップのネタとして70年代のヴォーカル・グループの曲を使用する頻度が増えてきたようだ。
このデレゲーションの初アルバムに収められたB(3)「オー・ハニー」もスリー・タイムス・ドープというラップ・チームの「ファンキー・ディヴァインズ」で使われた、と言った方が今は通りがいいだろう。
デレゲーションはテキサスから来たアメリカの黒人、ブルース・ダンバーとジャマイカ出身の黒人2人、リッキー・ベイリー、レイ・パタースンによるイギリスのヴォーカル・トリオ。
同じくイギリスのグループで「ユー・トゥ・ミー・アー・エヴリシング」のヒットで知られるリアル・シング同様、プロデューサー、ケン・ゴールドの手腕により77年「オー・ハニー」を大ヒットさせる。
ゴールドの得意とするフィリー・サウンド系のミディアムからスローまでの佳曲揃い。
80年のセカンド、81年のサードLPも聞き物。
転載:U.S. Black Disk Guide©久保田泰弘
say-G’z 補足
Amazon Musicで配信されている”The Promise Of Love”は「オー・ハニー」も収録されておらず、企画物CDっぽい。しかしながら、未発表曲が多く含まれています。(「We Can Make It」「Heaven Is By Your Side」「You & Your Love」「Stepping Out Of Line」「Things Get Better」→*出だしがおかしいのと0:37付近で無音になる)
なので、リンクには”Delegation: The Best Of…”を貼り付けています。6曲目「Honey I’m Rich」 と12曲目「You & Your Love」がアルバム未収録曲ですが、他は曲順含め”The Promise Of Love”になっていますので。
アルバムリスト
- “The Promise Of Love” 1977年
- “Eau De Vie” 1979年
- “Delegation” 1981年
- “Deuces High” 1982年
- “Encore” 1993年
①と④がAmazon Musicで聞けます。
②③もAmazon Music配信してほしいなぁ~。リクエスト機能は無いのかしら。
⑤はハウスやニュージャックスウィングに寄った作品なので、あまり聞く価値は無いかも。。。その年代にもシングルは出してますが、ハウスなので割愛。
2020年に「I Surrender」というシングル配信しています。 これはデレゲーション節炸裂してて中々良いですよ~♪
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