amazon music unlimitedでU.S. Black Disk Guide音源を探す旅 No.75

音楽

THE MAD LADS / The Mad, Mad, Mad, Mad, Mad, Lads

LP (Volt VOS-6005)

Producer: Al Jackson

[A] (1) So Nice (2) Make Room (In Your Heart) (3) Cry Baby (4) I Just Can’t Forget (5) These Old Memories (6) By The Time I Get To Phoenix [B] (1) No Strings Attached (2) It’s Loving Time (3) Love Is Here Today And Gone Tomorrow (4) Make This Young Lady Mine (5) I’ve Never Found A Girl (6) Monkey Time ’69

スタックスには60年代にマッド・ラッズとアスターズという2大グループがいた。

だが、やはりサザン・ソウルとして分類するのは苦しく、そのセンスは都会的である。

彼らの場合も、リードのジョン・ゲイリー・ウィリアムスは、何か大人になり切れないような舌っ足らずの歌い方をし、そのムードを助長していた。

普通なら、彼らの特徴がよく出た「ドント・ハヴ・トゥ・ショップ・アラウンド」「アイ・ウォント・サムワン」などのヒットを含むデビューLP (同 414) を代表LPとしたいところだが、グループとしてより充実してきた69年のこちらの方が上だろう。

なにしろA(6)が入っているんで。

なに、ポピュラー・ソングじゃないかって? とにかくアレンジがカッコいいのですよ。

特に、最後のホーンとアル・ジャクスンのドラミングのすばらしさなんて、サザン・ソウル・ファンには泣けてくるほど。

A(1)やA(5)、さらにジャンプ・ナンバーのB(3)ではバリトンのウィリアム・ブラウンも頑張って、コーラスのうま味も出てきた。

もう1枚あるLPやジョン・ゲイリーのソロLPは今イチだ。

転載:U.S. Black Disk Guide©鈴木啓志

コメント

タイトルとURLをコピーしました