THE BRIDES OF FUNKENSTEN / Funk Or Walk
LP (Atlantic SD-19201)
Producer: George Clinton
78年のデビュー作。
この時のメンバーはドーン・シルヴァとリン・マブリィ(2人ともゴスペル出身で、スライ・ストーンのもとでバック・コーラス隊としての経験があったという)。
同年カサブランカからデビューしたパーレットと並ぶ、Pファンクを代表する女性コーラス・グループである。
バックを務めるPファンクのミュージシャンの総指揮を取るのは、無論、御大ジョージ・クリントン。
ただし、A(1)のみブーツィが共同プロデュース。
それもその筈、この驚異のファンク・チューンは、ブーツィーズ・ラバー・バンドの「神の名はブーツィー」がベースになっているのだ。
臨場感あふれるイントロ、極太のベース・ライン、ビートの隙間を埋めてゆくホーン・セクションとまさにスペクタクルの連続だ。
B(3)も甲乙つけ難い強力ファンク・ナンバー。
ゲイリー・シャイダーが好アシストを施すA(4)、ドラマティックスのラリー・デンプス&ロン・バンクスのコーラスを配した正統的なB(1)(2)も良い。
アルバムは翌年にもう1枚、”Never Buy Texas From A Cowboy” (同 19261)がある。
転載:U.S. Black Disk Guide©細田日出男
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